我が子が通う小学校は、子供1人につき6年間のうちに1回、役員をやらなければならない。という決まりがあります。
役員には『クラス役員』『広報委員』『本部役員』があります。
今は、クラス役員と広報委員は1年間、本部役員は2年間という縛りがあります。
本来は、私は4人子供がいるので、子供が卒業するまでに4年間は役員をしなければいけません。
【私がやった役員】
結果的に、長男が2年生の時に『広報委員』をやり、長男が4年・長女が2年の時に『本部役員』を4年間続けました。役員を計5年やりました。
つまり、子供の人数よりも1年多く役員をやった事になります。
それは、ずっと続いてきた『本部役員の慣例』に倣ったやり方だった為、辞めるに辞められなかったんです。
【PTA本部役員になるには】
わが校のPTA本部役員になるには、一応形式上は自薦・他薦で推薦状を提出して認められれば。となります。
しかし、実際に本部役員になろうと立候補する人なんていません。
と、言う事は。
本部役員が【勧誘】するんです。
そして、自分の後を継いでもらうんです。
だから、それが出来なかった人は、ずっと子供が卒業するまで本部役員に居続ける事になります。
私が入った時に、3人のお子さんが卒業するまでの8年間、ずっと本部役員だった方もいます。
【慣例を変える事の大変さ】
今までの、本部役員になる為の【勧誘】という制度がより慣例変更の大変さを助長させたように思います。
長く在籍されている方には、『仕方なく』というより、むしろ『やりがい』を感じている方も多くいた為、
『勧誘もされずに、本部役員となるべからず』
という思考が根強かったです。
本部役員になるという喜びを感じている方が多かった為、変更するのに2年かかりました。
【勧誘制度からポイント制へ】
この学校が始まって以来、恐らくずっと【勧誘制度】だった本部役員選出。
それを…。
本部役員になっても必ず2年で終了し、尚且つ、全ての保護者にポイントを付ける事で(子供一人につき、卒業までに1ポイントを取らなければならない)、4月の保護者会で本部役員もくじ引きで選出する事が可能になりました。
役員1年やるごとに1ポイント付与されるので、本部役員になれば、2年縛りの為、必然的に2ポイント付与される事になります(1年終わるごとに1ポイント付与)。
つまり、複数お子さんがいる保護者(例えば2人兄妹だった場合)は、本部役員をやる事で2人分のポイントをゲット出来るので、残りの卒業まではベルマーク等のボランティアに年に1度参加するだけで済みます。
【ポイント制度に移行するにあたって】
ポイント制度に移行した所で、本部役員の負担が変わらなかったら、あまり意味はありません。
なので、『要る仕事』『要らない仕事』など振り分け、なるべく簡素化出来るようにしました。
2か月毎に行われていた役員会の回数を減らし、更に、出席する人数も減らしました。各担当(会計・広報・サポート・資源…等)ごとに1人か2人にしました。
共働きが普通になった現在、役員会の為に毎回仕事を抜ける事は困難だからです。
役員会に沢山人数がいれば良いわけではないですし、時代錯誤も甚だしいと思います。
【まとめ】
仕事量も減らし、役員会等の集まる回数も減らし、プリントも基本的になくしました。
プリントを作る作業も相当な時間の拘束になります。
作ったひな形を少し変えてもらい(日付等)、校長・PTA会長にオッケーをもらったら、PTA担当の先生が保護者に一斉メールをしてもらう形になりました。
だいぶ簡素化されたと思います。
2年という縛りで大変ではありますが、事務的な流れで引き継ぎも出来るようになった事は良かったと思っています。
今は、PTAを廃止しようという動きも全国にありますが、私はそこまでしなくていいと思っています。
学校と保護者・地域の繋がりを無くすことで、子供達の安全が薄くなると思います。
下校時に見守りの方がいてくださるのはPTAがあるからこそ。(わが校の場合)
昔とは形を変えて簡単に、でも、繋がりは保持がいいんじゃないかと思います。
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