2020年に次女が1型糖尿病と診断されました。その事についても書いていきたいと思います。
ちょっとだけ、長女の当時の事を2回に分けて書こうと思います。
【現在の長女と住んでいる地域の様子】
現在、長女は私立中高一貫校の中学3年生です。
我が家が住むこの地域は田舎の方なので、中学はそのまま公立に進むのが普通。
高校受験も公立高に行くのが一般的。
私立高校に進む子は、基本的には公立高に落ちた子。
そのような地域なので、中学受験をしようものなら噂になるレベル。
小学6年の時には噂が広まっており、このイジメとは無関係の所で嫌がらせもありました。長女に『落ちろ、落ちろ』と常に囁いてくる子達も居たほどです。
【イジメ】
そんな場所で、何故長女が中学受験をしたのか。
それは【イジメ】です。
小学4年の秋、運動会の練習辺りから急に始まりました。
毎日、泣きながら下校するとそのまま自室に籠る。忘れるように、小説を読み耽る。その繰り返し。
何度も『学校に行かなくても良い』と伝えましたが、長女の意地なのか、どんなに辛くても学校に毎日行きました。
イジメは4年の秋から6年までずっと続きました。
【首謀者】
首謀者は2人。
1人はいつも遊んでいた女の子【Nちゃん】。
もう1人は、同じマンションの我が家の真下に住む女の子【Mちゃん】。(特に仲が良かったわけではない)
そして、その取り巻き達4人ほど。(確実に2人は分かっていますが、よくメンバーが変わるので定かではない)
質が悪いのが、イジメをした全員が同じ町内という事。
つまり、下校する時まで全員同じ通学路。
長女を無視したり、聞こえるように罵ったり、泣く長女を見て嘲笑する。
長女が逃げても走って追いかけてくる。
彼女たちはいつも、長女を目で捉えられる距離を保ちつつ下校していました。
【首謀者がイジメた理由】
学校の聞き取りでは、首謀者の1人のNちゃん曰く、
『長女ちゃんは話に夢中になると、体を触ったり叩いたりするから嫌だった』そう。
Mちゃんに関しては『何となく』だそう。
Nちゃんの言い分は、確かに理由の一つではあるんでしょうがそれは建前。
Mちゃんに関しては言語道断。意味不明。
でも、2人の本音は恐らくコレというものがあります。
Nちゃんは1年の時に引っ越してきたんですが、母子家庭でした。離婚されたようです。
小学3年の時にママが再婚して、すぐに妹が産まれました。
当時、長女は仲が良かった為、Nちゃんはいつも我が家で遊んでいました。
我が家の4人兄妹の様子を見て、
『長女ちゃんのお家は4人とも同じパパなんでしょ。いいなぁ。うちのパパは、妹が何をしても喜ぶのに、私が〇〇出来るようになったよ!って話しても《ふーん》としか言わない。私が本当の子じゃないからだ。ママも妹に付きっ切りで、私はいつも孤独。長女ちゃんが羨ましい。』
と何度も長女に話したそうです。
Mちゃんに関しては、ある日、急にママが居なくなりました。
学校の役員や町内の地区PTAの役員など結構重要な役をしていた時期に、全てを放棄した形で。
当時、Mちゃんのパパが
『妻がいつ退院できるか目途がつかない病になり、緊急入院しました。だから、もう役員は出来ません。僕は仕事がありますし、妻の代わりは出来ませんので。』
と近所に言って回っていたのがとても印象に残っています。
《先週まであんなに元気だったのに?》
役員のお母様達が口々に不思議がっていましたし、お見舞いに伺いたい旨なども話されていました。
全て《面会謝絶》の為と断られていました。
後に、『どうやら離婚したらしい』との事でした。
NちゃんもMちゃんも、ちょうど同時期に家族のいざこざがあり、同じ複雑な境遇の2人が仲良くなるのに時間はかかりませんでした。
私はこれが【長女をイジメた本音】だと思っています。
毎日楽しそうに過ごす長女が、とても妬ましかったんだと思います。
いつしかその心が、【憎しみ】に変わっていったんだと思っています。
【その他の加害者】
数人の加害者は、単なる保身の為だと思っています。
長女が親友だと思っていた子も、
『Nちゃん達の方が楽しそうだからあっちに行くね』
とのセリフを残して、加害者側につきました。
首謀者が学校を休んだり、移動教室などで近くに居ない時には、何事も無かったように長女に話してきました。
その度、長女は更に傷ついていきました。
続