2020年に次女が1型糖尿病と診断されました。その事についても書いていきたいと思います。
潜血尿3+の続きです。
年末の腹部超音波検査をしましょうと提案された話です。
朝9時に別棟の検査棟で受付を済ませ、10分ほどで呼ばれました。
検査室には長女のみが行き、大体40分くらいで終わりました。
小児科に行き、そこで一時間ほど待ちました。
朝一尿の検査結果から。
やはり潜血は3+(それ以上はない)で振り切っており、蛋白に関しては1+でした。
その結果から、腎炎の可能性は低い。と。
尿比重は1.040と濃かったので(前回も前々回も同程度)、体質もあるかも。との事でした。
次に説明されたのは、超音波検査の結果について。
【ナットクラッカー現象】が見られました。
実は、このナットクラッカー現象の事は主治医はずっと言っていたんです。
長女の症状からこれじゃないか。と。
でも、実際に検査をしてみない事には断言出来ないから。と。
【ナットクラッカー現象はどんな病気?】
ナットクラッカー現象とは左側の腎臓から出血することによって、肉眼的血尿が出る症状のことです。多くは小児から思春期前後に発症し、成人の場合は痩せた人によく見られます。左側の腎臓の静脈が上腸間膜動脈と腹部大動脈の間に挟まれると静脈内圧が上昇し血流が悪くなるため、左側の腎臓の毛細血管が出血し排尿時に血尿が出ます。多くの場合、自然に治ります。
※サイトから抜粋しています。
長女の超音波検査結果がモニターに映し出されていました。
左腎の血管が画像でハッキリわかるほどに。
主治医『普通はこの血管は映らないくらい細い物なの。でも、こんなにハッキリ映し出されてる』
血管を指差しながら説明します。右腎の血管は映っていません。
主治医
『背骨の近くに大動脈があって、そこと、腸へ向かう血管の間を左腎の血管が通るんだけど、通りにくくなっちゃって血流が悪くなってる。
大渋滞って感じね。
流れてはいるんだけど。』
身体の図を書きながら説明を続けました。
主治医
『大渋滞が起こるとどうなるか。
左腎にある細かい血管がプチプチ切れちゃう。
だから、尿潜血が起こるんじゃないか。と思うの』
つまり、
【左腎静脈環流異常】
という状態が、今、長女の体の中で起こっているようでした。