お題「【部活動の思い出】辛かったこと、楽しかったことなど... 文化部・帰宅部・運動部問わず」
私は中・高と陸上部の短距離に所属していました。
特に初めて部活と言うものをする「中学時代」の陸上部について書きたいと思います。
私が通っていた公立中学校は、どちらかというと、いわゆる【不良】が多くいる中学校でした。
時代的に《今日から俺は!》タイプの不良と、ギャルが共存している感じですかね(笑)
授業中に歩き回っている先輩もいたし、全く馴染みのない先輩でも先輩だったら誰でも頭を下げなければならないシキタリ?もありました。
それをしないと、放課後に呼び出しも普通にありました。
そんな中、友達と陸上部に入った私。
友達は長距離、私は短距離に入りました。
陸上部の長距離は優しい先輩ばかりでしたが、悲しい事に、短距離には見事に不良しかいませんでした( ;∀;)
類が友を呼ぶのか、私と同年代で入った短距離もみんな不良ばかりでした…。
なんでよ…。
自分の運の無さを呪いましたよね、ホント。
おとなしめの私は、短距離内で浮いた存在でした。
呼び出しを食らいたくない私は、静かに短距離の練習をしていました。
短距離の先輩や同級生は、準備や片づけはしません。
不満もありましたが、黙って1人でハードルやスターティングブロックを用意していました。
トラックを楽しそうに走る、長距離の先輩や友達を羨ましく見ていました。
極力、先輩や同級生に目を付けられないようにして過ごしていましたが、市の大会で変わりました。
私が県大会に出場する事が決まったからです。
短距離で他に県大会に行く人はいませんでした。
そこで目立ってしまった事をきっかけに、先輩・同級生からイジメを受ける事になります。
わざと無視してきたり、私だけ別メニューをやらされたり、聞こえるように悪口や嘲笑されたり…。
毎日の練習も精神的に辛く涙も出てきましたが、『こんな事で負けたくない。』と思いました。
だから、部活も休まなかったです。
長距離の先輩や顧問に直談判して、通常練習は長距離と一緒にさせてもらいました。
短距離のみの練習は、勿論、短距離に戻りますが。
その事で更にイジメもひどい物でしたが、長距離の皆に分かってもらえた事と、顧問が味方になってくれた事で支えられました。
毎日の部活では暴言を言われながら練習しました。
容姿についても色々言われていました。
休む事だけはしたくなかったので、一度も休みませんでした。
多分、自分の好きな事で得意な事だったからだと思うんです。
コレが嫌いで不得意な事だったら、すぐに音を上げてたと思います。
その不良達も内輪で争いもあったので、私だけをターゲットにはしていなかったことも幸いだったのかもしれないです。
長距離の先輩達は、いつも心配してくれました。
『いつでもこっちにおいで』と言ってくれていました。
顧問が気にかけてくれた事も嬉しかったです。
毎日、部活が終わると職員室でお話をしてくれました。
かなりの強面で、周りからも怖がられているような教師でしたが(笑)
短距離の同級生からは、部活と関係ない所でも嫌がらせはありました。
でも、友達も居たし、顧問と職員室でよく話していた事をきっかけに、他の教師からも温かい言葉をかけてもらえるようになりました。
だから、先輩や同級生のイジメはなくなりはしなかったものの、学校生活を脅かすほどには至りませんでした。
けれども、嫌な気持ちになったり、毎日泣いていた事は忘れません。
私も母になり、長女のイジメを経験した事で思うのは…。
あの時に私をイジメた先輩や同級生たちは、自分のした事をきちんと振り返って反省し、二度と同じ過ちをしていないで居てほしいと思います。