2020年に次女が1型糖尿病と診断されました。その事についても書いていきたいと思います。
続きです。
【学校側にお願いした事】
長女が毎日泣いて帰宅する様子を見て、私も黙っていたわけではありません。
学年が上がる毎に、クラス担任にも相談しました。
学校側でも重要案件として、引き継ぎノートで次の担任に引き継いでいたようです。
ただ、それに目を通さなかった担任(小5の時。当時、赴任したばかり)もいて、
『イジメはありません。長女さんも楽しそうに過ごしています。』
と言われた事もあり、その時は学校側とも揉めました。
主幹教諭に訴え、これ以上酷くなる場合には教育委員会に相談するつもりとも伝えました。その担任は厳重注意。
6年時に上がる際は、首謀者と同じクラスにならないようにしてもらいました。(2クラスしかない為、加害者全員と別クラスになる事は不可能でした)
【中学受験を決意】
長男は公立中に通っていた為、長女もそのようにする予定でした。
小4でのイジメがエスカレートし、小5ではまさかの首謀者2人に加え、加害者数人も同じクラスになりました。(これで重要案件で引き継いでるとか笑えますけどね)
絶望感の中、テレビで中学受験の話題が流れていました。
『そうか、その手がある』と調べ始めたのが小5の夏休み。
私も初めての中学受験になる為、右も左も分からず、とりあえずは家から近い私立中学を調べました。
そして、気に入ったのが今の中高一貫校。
9月の文化祭で学校を見学し、乗り気じゃなかった長女も一気にやる気を出し、中学受験を決めました。
塾もどんな所があるかも知らなかったし、中学受験に特化した塾がある事もだいぶ後になってから知りました。(知った所で、遠すぎて通えなかったですが…。)
家から近い塾の資料を取り寄せ、中学受験のサポートが出来る個別塾に決めました。
通い始めたのが、小5の10月から。
受験まで1年ほどしかない為、週2で算国を習わせました。
模試も毎月のように受けました。
模試は都内だった為、毎回、自分の実家(都内寄り)に泊まっていました。(我が家からはかなり遠い)
【中受を決意~田舎あるある】
中受の決め手となった事がもう一つ。
中受を決める頃には、加害者の保護者達にも長女へのイジメは耳に入っていました。
加害者側によくある、『イジメられる方が悪い』という考え方により、私もその保護者達から無視や変な噂・嫌がらせ等をされていました。
変な噂を真に受けた無関係な保護者からも距離を取られました。
それに加え、田舎にはありがちな、町内の決まり事。
公立小・中に通わせている保護者は、夏祭りや神社の祭りでは必ず飯炊きとして呼ばれ、自治会にご奉仕をしなければなりません。
公立中学の保護者は直会(なおらい)にも参加し、自治会の方々・御神輿を担ぐ方々にお酌をし、祭りの三日間は、毎日食事を作らなければなりません。
つまり、長女がこのまま公立中学に通った場合、加害者側の保護者と共に毎年食事を作り、朝から晩まで過ごす行事が多くなるのです。
ただし、私立中学校に通わせた場合、免除になります。
私にも、長女を中学受験させるしか選択肢はありませんでした。
【小6になってから】
小6になった時に、首謀者Nちゃんは引っ越しました。
町内の誰にも知らせず(学校のみ連絡済)、4月に急に居なくなりました。
聞いた話では『離婚した』と。
長女もその頃には、新しいお友達も出来、加害者に近寄らないようにしながら学校生活を送っていました。
私にも、同じマンションの同学年のママと話をする機会があり、味方になってもらえるようになっていました。
イジメとは別の所で、中学受験の噂が立ち、それを『ズルイ』と嫌がらせをする子も出てきました。
長女が【リストカット】する程だった為、毎日、私が保健室に呼び出しをされていました。
次女の【1型糖尿病発症】も同時期だった為、私もかなり精神的にキツイ時期でした。
【まとめ】
長女は無事に私立中に合格し、今は、毎日がとても充実しています。
仲良しの友達も出来、高校の内部進学も大丈夫そうです。
高校では生徒会をやるつもりらしく、とてもイキイキしています。
ただ、たまに当時の事がフラッシュバックするのか、『人が怖い』と怯えます。
私立中学校の方には小学校時代のイジメの話もしているため、サポートしていただいたりしています。
やはり、簡単にはトラウマは消えません。
公立中に居る長女の友達の話では、加害者側の数人が長女の学校を受験すると聞いています。
長女は、加害者が入学してきても良いように勉強を頑張っています。
『絶対に彼女達の手の届かない成績で居続ける』と。
私も長女の応援をし続けます。